このような信仰

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陳路得の信仰証し

『恩雨の声 香港版』より抜粋

陳路得さんは、信仰と忍耐に満ちたクリスチャン実業家です。中国・汕頭で育ち、家庭では公に集会ができない中でも、両親は家で祈りと礼拝を続け、その信仰の基盤が彼女の心に深く根付いていました。若い頃、教会の集会に参加するために危険を冒し、「たとえ捕まっても私は構わない」と母に語ったほど、神への揺るぎない信仰を持っていました。

その後、家族と共に香港へ移住し、働き始めて一年後には夫と共に起業。中国、ドバイ、西アフリカなどで事業を展開し、数々の困難や試練を経験しましたが、常に信仰の原則を守り、どこにいても毎日祈り、家に十字架を掲げて「キリストは我が家の主」と宣言してきました。

西アフリカで布のビジネスをしていた時、家族は大きな信仰の試練に直面しました。急遽帰国を決めたものの、5,000反以上の布が売れ残っていました。彼女は信仰を持って航空券を購入し、神に導きを祈りました。すると、わずか三日半で全ての商品が大口顧客に買い取られ、残った衣類も最後の瞬間に売り切れました。誰にも借金を残さず、全ての給与や家賃を清算し、無事に出国できたのです。この出来事を通して、神の誠実さと不思議な導きを深く体験しました。

アフリカでの2年間、家族4人は一度も病気にかかりませんでした。これは現地では非常に珍しいことで、神の恵みと守りだと強く信じています。帰国後は中山やカンボジアで工場を設立し、未知の困難にも直面しましたが、神の導きに従うたびに道が開かれました。土地を献げて礼拝堂を建て、多くの人がイエスを知る機会を作りました。

工場経営の中で、陳路得さんは従業員の生活を気遣うだけでなく、工場内で福音集会を開催し、牧師や短期宣教チームを招いて福音を分かち合いました。従業員が信仰を持てば、その家庭にも福音が根付き、多くの命に影響を与えると信じています。生産のプレッシャーや突発的な困難に直面しても、まず祈りに立ち返り、全てを神に委ねました。そのたびに神は不可能を可能にし、彼女や同僚たちは神の御業を直接体験しました。

陳路得さんの信仰は自分だけでなく、家族や周囲の人々にも影響を与えました。夫や子どもたちも神の真実と力を証ししています。彼女は「神は私たちの心に働く力によって、私たちが願う以上のことを成し遂げてくださる」と深く信じています。人生を通して「人は神の前で謙遜であるべき、神は本当に私たちを愛してくださる」と証ししています。

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