偶然ではなく、あなたの恵み

love

張敏儀の証し

『恩雨の声 香港版』より抜粋

チョン・マンイー(張敏儀)さんは香港で育ち、後にバンクーバーで学びました。人生は順調で、学業・仕事・結婚も順風満帆でしたが、二度目の妊娠後に人生の嵐が訪れました。

妊娠中、突然聴力に異常を感じ、検査で脳腫瘍が判明。母親は香港で重病となり、カナダから電話でしか連絡できませんでした。勇気を出して香港の教会に連絡し、牧師が母親を訪問して祈り、母親は信仰を持って安らかに旅立ちました。最後に会えなかったものの、母親が天国にいると信じ、心に平安を得ました。

子供が生まれた後、CT検査で聴覚神経を圧迫する腫瘍が発見されました。ショックを受けつつも、神に頼り、子供の成長を見守る時間を祈りました。カナダの医療は待機期間が長いため、幼い子供を連れて香港で手術を受け、夫はバンクーバーで仕事を続け、ちょうど手術費用が賄えました。すべてが偶然ではなく、神の恵みだと感謝しました。

香港では教会が看護師長を手配し、友人も家族の世話を助けてくれ、神の細やかな配慮を感じました。手術前、病室で他の患者に信仰を分かち合い、「結果がどうであれ、私は天国に行く」と語り、恐れずに手術に臨みました。手術は無事成功しました。

四年後、定期検査で眼の間に新たな腫瘍が発見され、医師が「余分に」検査したことで問題が見つかり、これも神の導きだと感謝しました。二度目の手術も成功し、その後首に異常が現れ、手術予定が脳腫瘍再発で放射線治療に変更。治療中、家族全員が病気になりましたが、彼女だけは無事で、治療を終えました。

治療後、家が盗難被害に遭い、長年の思い出の品が盗まれましたが、祈りによって数日後に奇跡的に取り戻すことができました。これも神の不思議な導きだと信じています。

回復後は美容の専門知識を活かして福音を伝え、乳香製品や福音カードを通じて神の愛を分かち合いました。福音伝道だけでなく、兄弟姉妹への配慮や実際的な助けも惜しまず、イエスの愛を生活の中で示しています。

2020年のコロナ禍では身体の痛みや娘の困難に直面しましたが、兄弟姉妹の祈りと神の恵みによって乗り越えました。新たな病徴が現れても、神の細やかな守りに感謝し、最終的に問題はありませんでした。

順境から逆境まで、母の死、二度の脳手術、放射線治療、盗難、コロナ禍など多くの嵐を経験しましたが、常にキリスト信仰の力で困難を乗り越えてきました。すべては偶然ではなく、神の恵み。これからも神の中で平安と喜びを見出し、人生を通して神の誠実さと愛を証ししていきます。

関連投稿

  • URLをコピーしました!
目次