岑昭成の信仰証し
『恩雨の声 香港版』より抜粋
岑昭成(Marcel)さんは、家族と共にカナダに移住し、平穏な生活を送るはずでした。しかし、息子Jeremyさんが11歳の時に血管炎という珍しい病気を発症し、長期昏睡や痙攣、脳への影響で知能や感情に大きな障害を抱えることになりました。
家族は絶えず病院に通い、精神的にも大きな負担を背負いました。Marcelさんは絶望の中で神に不満をぶつけましたが、教会の仲間の祈りと支えによって、困難の中にも神の恵みを見出すようになりました。
Jeremyさんは「奇跡の少年」と呼ばれ、完全な回復には至りませんでしたが、家族は神の守りと恵みを実感しました。信仰は人生が順調になる保証ではなく、苦しみの中で神が共に歩み、力と希望を与えてくださることだと理解しました。
家族は自分自身の病気とも向き合いながら、神の慰めと存在を深く体験しました。Marcelさんは感謝の心を持ち、神に仕える機会を大切にし、教会活動や病人の訪問などを積極的に行い、神の愛と希望を周囲に伝えています。
家族全員が苦難の中で神を信頼し、積極的で喜びに満ちた毎日を過ごしています。神の御心は人間の思いを超え、将来がどうであれ、神が共にいてくださると信じています。
この経験を通して、人生に苦しみは避けられませんが、苦しみの中で神の愛が強さの理由となります。勇気を持って毎日を歩むことができるのは、神が共にいてくださるからです。今、岑昭成さん一家はイエス・キリストによって強くされ、希望を持って毎日を勝利へと越えて歩んでいます。
