周元東の信仰証し
『恩雨の声 香港版』より抜粋
周元東さんと妻の可恩さんは、2012年に理想と勇気を持ってウガンダに渡り、理髪店を開業しました。異国での生活は、言語や文化の違い、交通の不便さ、治安の問題、さらには商売の困難など、想像以上に厳しいものでした。
ウガンダの華人社会は徐々に拡大していますが、多くの人が盗難や強盗のリスクに直面し、生活は容易ではありません。周元東夫妻は、理髪店の宣伝のために自ら名刺を配り、誤解を受けることもありました。英語が苦手なため、医療や銀行の手続きにも苦労しました。
そんな中、教会の兄弟姉妹が生活面だけでなく、精神的にも支えてくれました。特に可恩さんが妊娠中に大量出血し、子供を失いかけた時、教会の仲間が夜通し祈り、奇跡的に娘を守ることができました。この経験から、神の存在を強く感じ、信仰に近づくようになりました。
理髪店の経営が安定するにつれ、競争も激しくなりましたが、可恩さんは困難に直面するたびに神に祈り、すべてを神に委ねることを学びました。
ウガンダの華人は、生活の困難だけでなく、心理的な孤独や家族との別離にも悩まされています。教会は心の避難所となり、集会や祈り、分かち合いを通じて互いに励まし合っています。
可恩さんは教会の親子活動にも積極的に参加し、友人を招いてキリスト信仰を広めています。神の愛が人の心を変え、真の平安と喜びをもたらすと信じています。毎週水曜日の祈祷会は、彼女にとって最も楽しみな時間です。
短期宣教チームの訪問も、現地の華人に励ましと刺激を与えています。周元東夫妻は感動し、命をもって命に影響を与え、イエス・キリストの愛を伝えることを志しています。異国で主を知り、神の恵みを体験できたことに感謝しています。
ウガンダという異国で、困難や低迷を経験しながらも、信仰と教会の支えによって神を信頼し、毎日を勇敢に生きています。命をもって命に影響を与え、福音を異国で広めることが、彼らの最大の感謝と志です。
