曾雪麗(リリー)の信仰証し
『恩雨の声 香港版』より抜粋
曾雪麗(リリー)は、愛と活力に満ちた家庭で育ち、5歳からバレエを学び始めました。才能に恵まれ、スリムな体型でダンスに情熱を注ぎ、両親は常に彼女の強い支えとなりました。困難や挫折に直面しても、無限の励ましと愛を与えてくれました。12、3歳でバレエ8級を取得し、賞も受賞。先生の勧めでイギリスに留学し、10年間の厳しい修行の後、日本でも1年間学び、最終的に香港に戻って自分のバレエ学校を設立し、学んだことを次世代に伝えました。
リリーの事業は順調に発展し、生徒数は一時1,000人を超え、2校を同時に経営し、忙しくも充実した日々を送りました。教育に専念し、生徒に愛情を注ぎ、事業に情熱を持っていました。事業が絶頂期にあった時、現在の夫と出会い、縁あって結婚。結婚後4、5年で家庭を築き、3人の子供を授かりました。
母親となった後、リリーの生活の中心は徐々に事業から家庭へと移りました。最初は事業を手放すことが難しく、週に4、5日は自ら教え、夫が帰宅した後も学校に戻ることがありました。子供たちが成長するにつれ、自分の役割と責任について考えるようになりました。ある日、ママグループに参加し、友人の誘いでキリスト教信仰に触れました。
信仰を持った後、リリーは自分の性格や行動が明らかに変わったことに気づきました。以前は怒りっぽく、人に厳しかったのですが、信仰を持ってからは寛容と忍耐、前向きな問題解決を学びました。祈りと信仰で生活の課題に向き合い、家庭、事業、子供の成長すべてを神に委ねるようになりました。幸せは当然のものではなく、イエス・キリストの恵みであると深く信じています。
家庭生活では、リリーは特に子供たちとの関係を大切にしています。自ら子供たちの昼食弁当を作り、栄養学や料理を学び、毎日手作りの食事で母の愛を伝えています。子供たちと日々の出来事を分かち合い、困難や課題について話し合い、一緒に祈り、すべてを天の父に委ねています。家庭の幸せと子供たちの健やかな成長が、人生で最大の満足と喜びです。
信仰はリリーが事業の変化に直面する際にも助けとなりました。学校で管理層の変動や生徒の離脱があった時も、祈りと赦しの心で向き合い、傷や不快を神に委ね、自分の役割に集中しました。神がすべての困難を導き、平安と力を与えてくださると信じています。
最終的にリリーは学校の一つを元同僚に譲り、仕事量を減らして家庭に多くの時間を割くことを選びました。神の導きに従い、良き妻、良き母となることで得られる幸せと喜びは、かけがえのないものだと信じています。すべての母親に神の声を聞き、神の御心に従って歩むことを勧めています。そうすれば、人生はより豊かで満ち足りたものになるでしょう。
