陳玉安・呉静儀の信仰証し
『恩雨の声 香港版』より抜粋
陳玉安(Joe)さんと呉静儀(Susanna)さんは、一見普通の夫婦でしたが、離婚と復縁を経験し、信仰と愛によって家庭を再建しました。彼らの物語は、傷から祝福へと変えられた「分」かち合いであり、神の恵みの証です。二人は友人の集まりで出会い、JoeさんはSusannaさんの優しさと助け合いの心に惹かれました。しかし結婚後の生活は理想通りではなく、Joeさんは家庭のためにIT業界に転職したものの、次第に遊びに夢中になり、ついには不倫に走りました。Susannaさんはそれに気づきながらも我慢し続け、やがて二人の価値観の違いが大きくなり、関係は冷え切っていきました。長い冷淡と争いの末、Susannaさんは仕事に専念し、将来夫を失うことを覚悟していました。最終的に二人は正式に離婚。Joeさんは娘たちとの関係を保ち、娘のために教会に戻るようになりました。信仰が二人の人生の転機となりました。Joeさんは教会で自分の過ちを深く反省し、イエスを信じる決心をしました。Susannaさんも娘のうつ病をきっかけに教会に戻り、礼拝で慰めと解放を受けました。二人の娘は両親の間の架け橋となり、純粋な言葉で互いに赦し合うことの大切さを伝えました。神の導きの中で、二人は新たな対話と関係を築き始めました。娘の病気をきっかけにJoeさんが再び家庭に関わるようになり、これが二人の関係修復の転機となりました。Susannaさんも心を開き、復縁を考えるようになりました。時間をかけて考えた末、二人は再び家庭を築く決意をしました。復縁後、二人は伝道集会の形で結婚式を行い、自分たちの証しを多くの人に分かち合いました。この結婚の修復は自分たちの力ではなく、神の恵みと癒しによるものだと深く信じています。証しを語るたびに自分自身も癒され、赦しを経験し、多くの家庭に希望と励ましを与えています。信仰を持ったからといってすべての問題が解決するわけではありませんが、二人は互いに認め合い、受け入れ、コミュニケーションを学びました。Susannaさんは強く独立した完璧主義者から、家族と共に歩むことを学び、Joeさんは責任逃れや享楽から、家庭を大切にする人へと変わりました。家庭の祝福は物質や成功だけでなく、互いの支え合い、理解、信仰のつながりにあります。かつては離れ、傷ついた二人ですが、神の愛の中で真の和解と再生を経験しました。この「分」かち合いは、二人だけでなく、多くの家庭に祝福をもたらす証しとなっています。
