吳光謀の信仰証し
『恩雨の声 香港版』より抜粋
吳光謀牧師は香港で育ち、幼い頃からイエス・キリストを信じていました。高校卒業後カナダに留学し、現地教会で積極的に奉仕しました。当初は卒業後に香港で事業を展開する予定でしたが、大学時代に人生の意味を深く考え、神の召しを受けて全時間奉仕を決意し、アメリカの神学校で学びました。
この決断は最初、両親に受け入れられず、母親は息子が帰らないことに寂しさを感じていました。しかし、神は長老の励ましを通して母親の心を変えました。父親が危篤の際、吳牧師は父親を信仰に導き、涙を流して悔い改める姿を見届けました。半年後、父親は主のもとに召され、母親も教会に通うようになり、家族は信仰によって変えられました。
経済的に困難な時も、神の備えを経験しました。父親の葬儀のために帰国する費用がなかった時、姉妹からの献金が必要な額ぴったり届き、神がすべての必要を知り、備えてくださることを確信しました。
配偶者探しでも神に祈り求めました。妻との交際時、将来牧師になることを正直に伝え、彼女も師母の役割を受け入れました。二人は祈りと葛藤、神の導きを経て結婚し、共に教会で奉仕しています。
結婚後、長年子どもができず、六年間の待ちと失望を経験しました。医師からは子宮筋腫や卵管閉塞で妊娠は難しいと言われましたが、二人は諦めず祈り続け、神の奇跡を信じました。ある日、ローマ書九章九節の「来年の今ごろ、子が生まれる」という御言葉を受け、実際に妻が妊娠し、健康な娘が誕生しました。
その後、神は二人の心を変え、双子を望むようになりました。祈りの後、再び妻が妊娠し、男女の双子が誕生。わずか一年半で三人の子どもが与えられ、神の真実と恵みを証ししました。今では三人の子どもがデザイン、法律、医学の分野で活躍し、吳牧師は彼らが専門を通して神に仕え、世代に影響を与えることを祈っています。
吳光謀牧師は、信仰は知識ではなく、人生の経験であると強調します。クリスチャンは勝利と聖潔の人生を生き、世界に影響を与えるべきだと語り、自身の経験を通して信徒に心の刷新と献身を勧め、より多くの人がイエス・キリストを知ることを願っています。
