走るべき道

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李顯漢・李梅の信仰証し

『恩雨の声 香港版』より抜粋

李顯漢(Howard)さんと李梅(May)さん一家は、アメリカ・ロサンゼルスで平穏な生活を送っていました。次男のJeffさんは、学業・スポーツともに優秀で、信仰心も強く、看護学を専攻し、愛をもって人々を助けることを志していました。

Jeffさんは大学で素晴らしい成績を収め、卒業前にフィラデルフィアマラソンに参加しました。しかし、卒業まであと半年という時、突然亡くなり、家族は深い悲しみに包まれました。Howardさんは涙をこらえ、Mayさんは神に「なぜ私なのか?」と問い続けました。

Jeffさんの死は多くの人々に衝撃を与え、大学での追悼式には千人以上が集まりました。彼の友人たちはHowardさん夫妻を支え、契子契女として寄り添い続けました。

深い悲しみの中、Howardさん夫妻は教会の「谷を歩む」プログラムに参加し、同じ経験を持つ人々と励まし合いました。牧師は「子供は神からの預かりもの」と語り、聖書の言葉が彼らの慰めとなりました。「戦うべき戦いを戦い、走るべき道を走り終え、今は神のそばで安らぐ」。

Howardさんは神からの答えを受け取り、Jeffさんが使命を果たして主のもとに帰ったことを理解しました。夫妻はJeffさんの人生を本にまとめ、記念基金を設立し、困っている学生を支援しています。

彼らはJeffさんのように周囲の人々を助け、神の愛と慰めを分かち合いながら、信仰の中で平安と喜びを見出し、勇気を持って「走るべき道」を歩み続けています。

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