顏紫晴の信仰証し
『恩雨の声 香港版』より抜粋
顏紫晴（Lily）さんは、幼い頃から家庭の温かさを感じられず、両親の不和や母親の再婚による緊張した家庭環境の中で育ちました。カナダへの留学も、彼女にとっては「捨てられた」ような感覚でした。
カナダでも母親との関係は改善せず、疎遠なまま。Lilyさんは自立し、香港で働きながら自分の力で生活を築きました。仕事に没頭し、会社を家のように感じていました。職場で励ましてくれる上司や人生の伴侶に出会い、家庭を築きました。
しかし、事業は順調ではなく、夫の突然の死で大きな打撃を受けました。二人の幼い息子を抱え、表向きは強く振る舞いながらも、内心は苦しみと迷いに満ちていました。
友人の勧めで教会の講座に参加し、キリスト信仰に触れました。多くの証しを見て、クリスチャンの喜びと平安に惹かれ、自分もその平安を求めるようになりました。聖書を読み、祈りを通して神に重荷を委ねることを学びました。
神の愛によって、Lilyさんは母親との関係修復に勇気を持って取り組みました。祈りと信仰によって、母親も教会に通うようになり、親子の絆が深まりました。
イエス・キリストの中で本当の平安と喜びを見出したLilyさんは、神からの祝福を家族と分かち合い、人生の嵐を乗り越えて晴れやかな日々を迎えることができました。
