祝福を満載して帰る道

breakfast

謝雅儀の信仰証し

『恩雨の声 香港版』より抜粋

謝雅儀さんは小康な家庭で育ち、父親に愛されていましたが、6歳の時に誘拐される事件があり、父親は「娘が見つかれば寿命を10年縮めてもよい」と誓い、その1年後に亡くなりました。母親はその悲しみを謝雅儀さんにぶつけ、母娘関係は極度に悪化。虐待を受け、中学2年で家出し、恋人と同棲。若くして失恋し、悪友の勧めでヘロインに手を出し、すぐに依存症となり、恋人も巻き込んで共に堕落しました。

薬物のために密売に手を染め、恋人が逮捕されると路上生活を余儀なくされました。絶望の中、母親を頼りに帰宅し、家で10日間の禁断症状に耐えた後、母親の勧めで福音戒毒村に入所。母親が危険を冒してまで自分を助けてくれたことで、心が動かされ、改心を決意しました。

戒毒村でイエスを信じましたが、最初は人間関係がうまくいかず、排斥されることも。聖書の言葉に心を打たれ、自分を省みて謙遜と悔い改めを学びました。戒毒後に結婚しましたが、不妊が原因で離婚。その後、現在の夫・父仔さんと出会い、再婚。家庭や経済、感情の問題で関係が悪化しましたが、絶望の中で神の抱擁と「あなたは変われる」という励ましを体験し、人生が一変。教会に戻り、牧師の勧めで夫と共に公開で悔い改め、祝福された結婚式を挙げました。その後、医師に不妊と診断されていたにもかかわらず、奇跡的に妊娠し、娘を授かりました。

信仰を持ってからは、夫や家族との関係も修復され、夫、兄、義姉、姑、母親など家族全員を信仰に導きました。母親の最期には心から感謝され、母娘は和解。謝雅儀さんは「神の愛はすべての傷を癒し、どんなに暗い過去でも、悔い改めれば祝福に満ちた帰り道を歩める」と信じています。

現在は「心言心字妹」グループを立ち上げ、同じ道を歩む人々を励まし、神がどのように人生を変えてくださるかを証ししています。「過去がどんなにひどくても、神の救いは本物であり、誰もが愛され、受け入れられる」と語り、この祝福を多くの人に伝えたいと願っています。

  • URLをコピーしました!
目次