歐錦棠・萬斯敏の信仰証し
『恩雨の声 香港版』より抜粋
歐錦棠さんと萬斯敏さんは、香港の芸能界で活躍する夫婦です。若い頃から演技に情熱を持ち、歐錦棠さんは幼い頃に父を亡くし、反抗的な性格で功夫や擂台にも挑戦し、人生の浮き沈みを経験しました。萬斯敏さんも幼い頃からテレビドラマの役を真似るのが好きで、女優になることを夢見ていました。二人はテレビ局の俳優訓練クラスで出会い、安定した交際を経て結婚しました。
しかし、結婚生活は想像通りにはいかず、性格や価値観、生活習慣の違いからしばしば衝突し、一時は別居に至りました。萬斯敏さんは困難の中で信仰に立ち返り、教会で奉仕し、神の臨在と癒しを体験しました。イギリス留学中には手を火傷し、祈りの後に奇跡的に回復し、神の真実さと守りを実感しました。
別居中、二人はそれぞれ孤独と低迷を経験しました。萬斯敏さんはイギリスで働きながら不安や抑うつに悩み、友人とも仲違いしました。歐錦棠さんも香港で一人暮らしを続け、萬斯敏さんが帰国して再び共演することで関係が改善し始めました。萬斯敏さんの変化に驚き、彼女の誘いで教会に通い始めました。
最初は信仰に抵抗がありましたが、教会での説教や聖書研究を通じて自分の人生を見つめ直し、車の中で抑うつが発作した際に祈り、神の慰めと解放を体験しました。最終的に信仰を決意し、洗礼を受けて人生が大きく変わり、積極的に福音を伝え、萬斯敏さんと共に結婚生活を築いています。
二人は結婚の破綻と和解を経験し、神の御心を信じています。結婚15周年には再び誓いを立て、神の恵みを数えました。生活には困難もありますが（歐錦棠さんは白内障を患っています）、神の導きを信じて前向きに歩んでいます。
現実の人生はドラマのように刺激的ではありませんが、本当の力は神から来ると二人は語ります。神に頼れば、どんな嵐も共に乗り越え、新しい人生の幕を開くことができる。彼らの物語は、神が結婚や人生の谷間で希望と刷新をもたらすことを証ししています。
