台湾の博物館&美術館巡り!見逃せない人気スポット&展示品特集

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台湾は美しい自然や歴史的な建築物、おいしいグルメなどで知られていますが、実は博物館や美術館も多く存在し、観光スポットの1つとして大変魅力的です。今回のブログでは、台湾の博物館や美術館を巡る旅行でぜひ訪れてほしいスポットや注目の展示品などをご紹介します。それでは、台湾の美術館や博物館の世界に一緒に足を踏み入れてみましょう!

目次

1. 国立故宮博物院の概要

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国立故宮博物院は、台北市士林区に位置する美術品の博物館です。紫禁城としても知られる北京の故宮を意味する「故宮」という名前で呼ばれています。

1.1 歴史的な背景

この博物館は、かつて清朝時代の皇帝たちが所有していた品々が展示されている場所です。歴代の皇帝たちの所持品が公開されるようになったのは、最後の皇帝・溥儀が退去した後のことです。辛亥革命や内戦、日本の侵攻などの混乱を経て、1948年に収蔵品は台湾へと移されました。

1.2 博物館の特徴

現在、故宮博物院では約70万点もの収蔵品がありますが、常設展示されているのは約6000〜8000点です。展示物は定期的に入れ替わりますので、訪れるたびに新たな発見があるかもしれません。

1.3 博物館の見どころ

故宮博物院は、3階に分かれており、最低でも4〜5時間を見ることが必要です。鑑賞することができる美術品や歴史の中でも特に注目すべき点は、ゆっくりと自分のペースで楽しむことができます。

1.4 博物館周辺の魅力

敷地内にはミュージアムショップや庭園、カフェも併設されているため、一日中楽しむことができます。博物館周辺には他にもおすすめのスポットがありますので、故宮博物院と合わせて訪れることをおすすめします。

台湾旅行の際には、ぜひ国立故宮博物院を訪れてみてください。その歴史的な背景や大量の収蔵品、博物館周辺の魅力があなたを魅了することでしょう。

2. 館内の主な展示品

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故宮博物院では、さまざまな時代や地域に関連する貴重な展示品が展示されています。特に注目すべき展示品をいくつかご紹介します。

「翠玉白菜」

清代の作品である「翠玉白菜」は、翡翠の深い緑色と玉石の艶やかなグラデーションが美しい彫刻です。この作品は翠玉彫刻の最高傑作として知られており、白菜の上にはキリギリスやイナゴなど、子孫繁栄を象徴する彫刻も施されています。

「肉形石」

「肉形石」として知られる作品は、メノウの天然の縞目を肉の赤身と脂身の層に見立てた芸術品です。この作品も自然の造形を活かした作品であり、清代の職人がメノウを加工し、磨いて表層面を染色しました。

「彫象牙透花人物套球」

清代の象牙彫刻職人によって制作された「彫象牙透花人物套球」は、透かし彫りの象牙球です。約12センチの大きさであり、複雑な手法が用いられています。象牙の球体に直角に曲がった鈎を用いて自在に動く球を一層ずつ掘り出しており、清代後期の象牙工芸品の代表作とされています。

これらの展示品は故宮博物院の中でも特に価値のある作品とされています。ぜひ一度訪れてご覧になることをおすすめします。また、展示物は定期的に入れ替わるため、訪れる際には最新の展示情報をご確認ください。

3. 台北市立美術館と台北当代芸術館エリア

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台北市立美術館(Taipei Fine Arts Museum)と台北当代芸術館(Museum of Contemporary Art, Taipei)は、台北市内の圓山(ユエンシャン)から中山(ジョンシャン)にかけてのエリアに位置しています。

台北市立美術館

台北市立美術館では様々な展示が行われています。特に注目すべきは、夏に開催される映画監督エドワード・ヤン特別展や秋から冬にかけての台北ビエンナーレです。また、MRT圓山駅周辺にある也趣藝廊(AKI Gallery)では、最近ではドイツでも活躍する日本人アーティストの作品を多く取り扱っています。さらに、2020年に若手アーティストたちによって設立されたばかりの良室藝術空間(Serendipity Art Space)は、実験的な展示や人材育成に積極的に取り組んでいます。

また、台北市立美術館から徒歩圏内には、以下のオルタナティブスペースもあります:
– 非常廟藝術空間(VT Artsalon):ベテランアーティストやキュレーターを育ててきたスペース
– 福利社(FreeS Art Space):視覚芸術連盟が運営するスペース

これらのスペースは台北市立美術館から徒歩で行くことも可能ですが、時間に余裕がない場合はYoubikeかタクシーの利用をおすすめします。特に非常廟と福利社の間は徒歩でも移動できます。

台北当代芸術館

台北当代芸術館は、台北市内から南に約2キロメートル離れた中山(ジョンシャン)に位置しています。このエリアには多くのアートスペースが集まっており、以下のスポットが注目されています:
– 非画廊(Beyond Gallery):草間彌生ややなぎみわの個展が開催されるスペース
– 典藏咖啡館(ARTCO de café)長安店:美術専門の典蔵出版社が運営するカフェ
– 雄獅星空(Link Lion):『雄獅美術』のオーナーが始めた新しいスペース
– 濕地(venue):新たな風を吹き込んでいるスペース
– 朋丁(pon ding):新しい風を吹き込んでいるスペース

台北当代芸術館の周辺では、伊通公園ギャラリー(IT Park Gallery)も訪れることができます。活気は以前よりも落ち着いていますが、オフィシャルサイトは依然として貴重な情報源として活用されています。

台北市立美術館と台北当代芸術館を中心にしたエリアでは、台湾のアート界で重要な役割を果たしているさまざまなスペースが存在します。岩切澪と栖来ひかりによる徹底ガイドは、アート好きにとって見逃せない場所となっています。

4. 關渡美術館と本事藝術

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關渡美術館は台北芸術大学の美術館で、關渡平原に位置しています。この美術館は台北ビエンナーレの会場でもあり、アート愛好家にとって必見のスポットです。さまざまな展覧会が開催されており、多様なアート作品を楽しむことができます。

訪れる際には、關渡駅からタクシーを利用するか、大学のシャトルバスに乗ることもできます。シャトルバスは悠遊カードを使って乗車でき、料金は12元です。シャトルバスのスケジュールに合わせて訪れることをおすすめします。

また、關渡駅からは徒歩圏内にある本事藝術もおすすめです。本事藝術は台湾の中堅アーティストを中心に展示を行っており、注目される存在となっています。このギャラリーはアートを楽しむためのスペースとして知られており、新しいアートのスタイルやアプローチも展示されています。

關渡美術館と本事藝術は、台北のアートシーンをさまざまな角度から楽しむことができます。ぜひ訪れて、台湾のアートの魅力を存分に堪能してください。

5. 故宮博物院近くのおすすめスポット

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故宮博物院の近くには、散策や観光にぴったりのスポットがいくつかあります。以下におすすめの場所をご紹介します。

5.1 士林夜市

故宮博物院から歩いて数分の場所にある士林夜市は、台北最大の夜市の一つです。ここでは様々な屋台や飲食店が軒を連ねており、台湾料理の美味しいものを堪能することができます。特に、牡蠣オムレツや台湾ソーセージ、鉄板焼きなどはおすすめです。また、お土産や衣料品などのショッピングも楽しめます。

5.2 士林官邸

士林官邸は、かつて台湾の総督が使っていた邸宅であり、現在は公園として一般に開放されています。広大な敷地内には美しい庭園や建物があり、散策しながら歴史的な雰囲気を楽しむことができます。特に、春になると花が咲き誇る「梅花庭」は見ごたえがあります。

5.3 至善園

故宮博物院の敷地内にある至善園は、中国の古式庭園を模した美しい庭です。四季折々の風景や伝統的な建物を楽しむことができます。庭園内には小さな池や橋、林などがあり、散策しながらリラックスすることができます。

5.4 朱銘美術館

朱銘美術館は、有名な台湾の現代美術家である朱銘の作品を展示している美術館です。ここでは彫刻や絵画など、様々なジャンルの作品を鑑賞することができます。また、美術館の建物自体も美しいデザインで、建築好きにもおすすめのスポットです。

以上が故宮博物院の近くにあるおすすめのスポットです。故宮博物院と合わせて、台北の魅力を存分に楽しんでください。

まとめ

国立故宮博物院をはじめとする台湾の博物館や美術館は、豊かな歴史と文化を伝える多くの宝物を展示しています。故宮博物院では清朝時代の品々や貴重な彫刻作品を鑑賞することができます。また、台北市立美術館や台北当代芸術館エリアには、さまざまなアートスペースが集まっており、芸術愛好家にとっても魅力的な場所です。さらに、關渡美術館や本事藝術も訪れる価値があります。これらのスポットを訪れることで、台湾の芸術や歴史に触れることができます。故宮博物院周辺には士林夜市や士林官邸などの観光スポットもあり、散策や食事を楽しみながら台北の魅力を満喫できます。ぜひ台湾旅行の際には、台湾の博物館や美術館を訪れて台湾の文化に触れてみてください。

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